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トップ  >  ルワンダ滞在記No2 by Ken Haraguchi  >  14 日 REACH のセミナー

14 日 REACH のセミナー

この日、僕は佐々木さんにお願いしてREACH のセミナーに連れて行ってもらうことにした。
REACH は、虐殺の被害者・遺族と加害者の和解を働きかけている団体で、佐々木さんの発案に
よって加害者が被害者のために家を造る、という償いのプロジェクトが進められていた。
その日は奥さんの恵さんも一緒で、キレヘにつくまでの間、キリスト教の話、和解プロジェクトの話、
ルワンダの話など、色々な話を聞けた。その間、目の前には美しい緑豊かな山の風景が続き、
道端ですれ違う子供たちがはしゃぎながら手を振ってくるのも可愛らしかった。


セミナー会場では、真ん中に被害者・遺族のグループ、左手に加害者のグループが座った。
僕は今まで二度REACH のセミナーを見学した事があったが、加害者と被害者が一同に会するのを見るのは
初めてだった。
その日はアメリカからクリスチャングループが
ルワンダを訪れていて、その代表の牧師さんが
会衆を前にメッセージをした。
僕は内心「この人たちを前にメッセージするのってすごいな。」と思っていたが、その牧師さんも
様々な困難に打ちのめされてきた人で、ルカ十三章十節の「腰の曲がった婦人の例え」から、力強い
メッセージを語った。メッセージのあと、参加者が次々と立ち、会衆の前で自身の証をした。


中でも二人の証は圧巻だった。
この女性は、加害者の席から、一人の男性を連れてきて、「この人は、私のいとこを殺しました。」と言った。
そして神様の和解のメッセージからこの男を赦す決断をしたことを証した。この女性は、去年僕がルワンダに来た時にインタビューに答えてくださったが、虐殺で夫を殺され、
子供を連れて必死に逃げた当時の記憶を話してくださった。
そしてその男性も彼女に続いて、自身の当時の記憶、その後の歩みを皆の前で証した。


この女性は、3 人の男性を加害者の席から連れ出し、「この人たちは私の幼い長男を殺したグループの
中にいました。」と言った。そしてある時、彼らを赦すことを決めた、ということを皆の前で証した。
・・・目の前で起こっていることが信じられなかった。「自分の子供を殺したやつを許す?」
僕は去年の滞在でも味わった、頭を思い切り殴られたような感覚に陥った。
それは狂気の沙汰のようにも見えたが、彼女らの証をする口ぶりは落ち着いていた。
彼女らは、赦すことを決めたのだ。
そしてそれを止められる人は誰もいない。
人間は常に、ある行動をとるべきだ、と信じ、ある行動をとるべきでない、と感じていると思う。
「友を愛し、敵を憎む。」「自分を愛し、他人を利用する。」そのモットーに乗っ取って生活している。
『しかしそれでは人は救われないよ。』と聖書は語っている。
神はイェスという男に成り代わってこの世に現れ、人が生きるべき道を自ら示した。
そして、このセミナーで僕は、そのイェスに従いつつ歩んでいる人がいることを目撃した。
赦す、とか、愛する、というのは本当に痛みに満ちたプロセスだ。
神が、自分の創造した人々が互いに争っていることで深く傷つきながらも、その痛みを引き受け、
赦しながらこの世を愛し続けている、という聖書のメッセージは、今ここで生きていると思った。

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